やまおやじ日記

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ヌルデが満開に花を咲かせていました。
ウルシの仲間ということで、人間にはあまり好かれそうもないヌルデ
ですが、花は虫に結構人気があるようでハナムグリやミツバチなど
が群がっていました。  

きのう、この間発見した変形菌（粘菌）をじっくり観察しようと思い
ライトつきのルーペをもって山に行きました。
変形菌のあった朽木にたどりついたのですが、ばらばらになって変形菌の姿はどこにも見られませんでした。
周りの倒木をみるとやはりばらばらに崩壊しているものがおおく、
倒木の残骸があちらこちらに散らばっていました。
どうやら　いのししが倒木の中の昆虫などを求めて倒木を崩壊させて
まわったことが、土の上に残った痕跡から想像されました。
　おそるべきパワーだなーと感心させられました。  

この間、変形菌（粘菌）らしきものを発見して、
気をよくし他の朽木も探しているとマツの間伐材のところでウバタマコメツキと思われるものをみつけました。
他の人がインターネットに書かれている解説によるとこの昆虫の幼虫はマツの朽木の中で他の種類の昆虫の幼虫や蛹をたべて育つそうです。  

おととい土を買った帰りに宇治の平等院にも寄りました。
拝観料を払う窓口の所で「誠に申し訳ございませんが、現在テレビカメラの撮影のため機材が入り、拝観の際に見える景色の妨げとなっております。」という説明をうけました。
私は少しお調子ものなので相手の方のギャグによる切り返しを期待して｢妨げ割引というのはないのでしょうか」と質問をしました。
しかし相手の方は　ただ「申し訳ございません」と静かに頭をさげられるだけで後味の悪い空気だけが残りました。
私には　やってしまった　という後悔の念だけが残りました。
（写真は平等院鳳凰堂です）  

きのうは信楽に土を買いに行きました。途中の道でイノシシの皮が道路
わきにぶら下げてある奇妙なお店を発見しました。
おもしろ半分にのぞいてみると、八百屋さんで、半分は骨董屋さんでした。
喜び勇んで骨董の方に入っていくと、
｛少し値切って買っていく人、大好きです｝　
｛見るだけで買わない人、嫌いです｝と貼り紙が貼ってありました。

お金がないのと、これといって欲しい物がものがなかったのとで
嫌われる人になってお店をでました。  

変形菌は変形体と呼ばれるときはアメーバのように動き回り、これが大きくなると、子実体とよばれるキノコのような形に胞子をつくるためになり、生まれてきた胞子がまた、アメーバのように活動するという生き物だそうです。
なんでも動物にも植物にも菌類にも属さない不思議な生物らしいです。
きのうその子実体と思われるものを朽木で見つけ写しましたが、本当にそうか定かではありません。こんな写真からでは無理かもしれませんが、詳しい方がおられましたら、判定お願い致します。  

アベマキの木はクヌギに似ています。
違いは葉がクヌギよりすこし丸っこいものが多く、ウラが白っぽいことと
樹皮が押すとへこむことらしいです。
散歩道からすこしあしを伸ばして、彫刻のようなアベマキの木を見つけました。  

以前電車の中にスズメガの仲間(オオスカシバ？）がはいりこみ
車内が「蜂だ｣｢蜂だ」とパニックになっていました。
その中で１人のおじさんが敢然と「あれは蜂ではなく蛾だ」と叫びつずけていました。しかしその声はまったく無視され、パニックはつづきました。
結局蛾が窓のそとへ出て騒ぎはおさまったのですが、無視されつづけたおじさんはなんとなく寂しそうでした。
おじさんにすこしシンパシーを感じました。
（写真は昨日路上で写したのですが、スズメガの仲間のキイロスズメだとおもいます）  

きのうは散歩のコースを変えてみました。
すると正にすぐに秋到来　を感じさせる栗の木を見つけたので写してみました。

まだこれから暑くは戻ってくるでしょうが・・・。